ついに仮義足用の膝継手が最終確定しました!!
総合的に判断した結果、最終的に選んだ膝継手はオズ―ル社のトータル二ー2000です。
その決め手となったポイントを5つ厳選してみたので、参考にしてみてください^^
そもそも仮義足の膝継手はどうやって決めるの?
仮義足のパーツは、退院するおよそ2週間前に決めました。
私は優柔不断なところがあるので、なかなか色んなパーツを試しても一つに絞りきることができませんでした。
試したどの膝継手にも捨てがたいプラスの面があったから、迷ってしまう・・・
3つの膝継手を最低でも3日間使ってみて、その時の使用感や金額、安全性など総合的に判断して、最終的にオズ―ル社のトータル二―2000を選びました。
これまで愛用していたナブテスコ社のシンフォニーは?と疑問に思っている方もいるかもしれませんね・・・
オズ―ル社のトータル二―の方がベターだと判断したポイントとなったのが、これからご紹介する5つのポイントです。
ポイント1:歩きやすさ
言うまでもないですが、歩きやすさは最重要ポイントです!
義足は基本的に毎日使うものなので、歩き心地がいいものを選ばないと歩行パフォーマンスが落ちてしまいます。「歩きにくいな・・・」と少しでも感じることがあれば、その膝継手は避けておいた方が無難なのかなと思います。
リハビリ開始当初は、オズ―ル社のトータル二―は膝の屈曲の感覚が自分に合わない気がしていましたが、2カ月のリハビリを経た後に履いてみると、前よりも膝が曲がって欲しいタイミングで曲がってくれて歩きやすいと思うようになりました。
リハビリのフェーズによっても、合う膝継手は変わるのかなと思います。
膝の使い方もリハビリを重ねるうちに自然と上手くなっていきますし、自分の好きなタイプの膝継手が少しずつ分かってくると思います。
義肢装具士の方や理学療法士など、専門知識がある方のアドバイスを参考にするのが安心感があっていいのかなとも思います。
正直、ナブテスコ社のシンフォニーも歩きやすさという意味では捨てがたかっけど、他のポイントで差がついたかな。
ポイント2:金額
義足のパーツで吟味する重要なポイントのひとつとなるのが金額です。
仮義足の場合は、健康保険を利用して作製するため、通常の場合は3割負担(後期高齢者は1割)となります。
しかし、本義足をつくる時には、障害者総合支援法のもとで製作することになるので、選んだ膝が居住している都道府県ごとに認められている膝かそうでない膝かによって負担金額が大きく変わります。
トータル二―は、都が認めている膝継手なので、代金の1割を負担することになります。
また、基本的には仮義足で決めた膝継手よりも金額の高い膝継手にアップグレードすることは認められていないので、仮義足の膝継手を決める時には本義足を見据えたうえで選らばなくてはいけません。
トータル二―は金額の点でも、ダウングレードできるという点でも自分の条件を満たしていたので、有力候補の一つでした。
ポイント3:安全性
膝折れしにくい膝を求めていたので、トータル二―は私にピッタリでした。
中には膝が折れにくいのがトータル二―の残念なところだと思う人もいるそうですが、私にとっては外でガクッと急に倒れないようにすることが今の段階では一番大切なことだと思っているので、トータル二―はそのニーズに応えてくれるのかなと思います。
自分で膝折れをコントロールできるだけの筋力があればいいのかもしれませんが、それがまだ完全に備わっているわけではないので、安全第一で考えました。
ポイント4:見た目と重さ
トータル二―とシンフォニーは見た目と重さという点でも異なります。
私は基本的に外装をつけないでむき出しのままで義足をつける予定なので、見た目の問題は女性として気になるところです。
個人的には、トータル二―の見た目の方がスタイリッシュで好きだな^^
重さもトータル二―の方が軽いので、個人的には操作性が上がって扱いやすくなるかなと感じています。これらのポイントは副次的なものだと思うので、歩きやすさや金額などをまずは重視した方がいいのかなと思います。
ポイント5:世界シェア
現在は日本にいますが、今後海外に行く可能性もあるので、膝継手の世界シェアは気になる要素の一つでした。
義足のトップシェアを誇るのは、オズ―ル社とオットーボック社です。
トータル二―であれば、海外で膝継手が故障した場合でも代替機がすぐに用意できると思いますが、日本製のシンフォニーだとその保障はありません。
膝継手は機械で故障はつきものなので、対応ができる可能性の高い膝継手を選ぶことにしました。
まとめ
以上、仮義足用の膝継手の決め手となった5つのポイントご紹介しました。
自分の足になる義足のパーツ決めには、時間をかけて納得のいくものを選びましょう!
人によってニーズや使い方も違うので、それぞれの基準でベストな膝継手が決まるといいのかなと思います。
トータル二―2000を選んだ仮義足完成に関する記事がこちら↓