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【義足×陸上】競技用義足で走る!これまでの練習内容と走るコツを公開します!

在宅勤務の連続で運動不足になってしまったので、3週間前から本格的に陸上練習を再開しました。

今年2月頃は何度か練習会に顔を出していたので、小走り程度はできるようになっていました。

しかし、練習に参加していこうと意気込んでいた矢先、新型コロナウイルスの感染の拡大で練習が軒並み中止になってしまいました。

しかも、感染が落ち着いてきた7月から新しい仕事が始まったので、思うように練習に参加できていませんでした。

正直練習を再開した時は、「半年ぶりに走っても勘はすぐに戻るだろう」と高を括っていましたが、走るどころかスポーツ用義足で一人で立つこともできませんでした。

当たり前なのかもしれませんが、コロナウイルスと仕事の関係で思ったように練習に参加することができなかった期間に振出しに戻ってしまったみたいです。

こぶちゃん
こぶちゃん

走るどころか、立つこともできない・・・想像していた以上にブランクって大きい!初日は理学療法士の方の肩にずっと掴まってたよ。

また一から走る練習を始めることになりましたが、折角なので、備忘録も兼ねて練習会に参加されているベテランユーザーや理学療法士の方々から学んだことや走るコツをここでまとめてみました。

何事も「継続は力なり」と言いますが、義足で走れるようになるには継続して練習を続けていかないといけないのだと、身に染みて感じています。

一筋縄ではいかなくてもどかしいと思うこともありますが、それ以上に今はスポーツを再開できた喜びが勝っています。

1週目 競技用義足を地面にたたきつけて体重を乗せる練習

練習を再開した初日は、競技用義足を地面にたたきつけながら体重を乗せる練習を中心に行いました。

競技用の義足は、日常用の義足とは異なる動きで前に進むので、まずは正しい感覚を体に染み込ませていかなくてはいけません。

競技用義足は健足より少し長めにできていて、義足のバネの部分に全体重をかけることで左右のバランスを一定に保つことができる構造になっています。

いかにバネに体重をかけられるかが走りを左右するので、基礎練習としては欠かせません。

こぶちゃん
こぶちゃん

義足で空き缶をおもいっきり潰すイメージ。やりすぎかな?って思うぐらい地面に叩きつけてちょうどバネがしなるらしい。

初日はこの練習だけで終わりましたが、練習が終わる頃には競技用義足への恐怖心が練習前よりは減っていました。

きっと義足のコントロールの仕方が自分なりに分かってきたからですね。

2週目 左右のテンポを均等にしながら歩く練習

2週目は左右の足のテンポを一定に保ちながら歩く練習を重点的に行いました。

義足側に体重をしっかりかけることができるのが理想の形ですが、初めはなかなかそれができません。

最初は健足側に頼る(健足側の耐久時間の方が長い)ような歩き方になるので、自然と義足側の歩幅が長くなって、健足側を前に出せなくなってしまいます。

下の動画を見て頂くと、健足側が地面についている時間が若干長いのが分かると思います。

歩く分にはテンポが乱れても問題はありませんが、走り出すとそういうわけにはいきません。

こぶちゃん
こぶちゃん

左右のテンポが崩れると余計な体力を使って疲れるし、走れなくなるんだよね。テンポをキープする基礎練習は必須かな。

できるだけ一定のテンポで歩幅も両足とも均等になるように心がけながら歩く練習を続けました。

3週目 コケないようにお尻の筋肉をキュッと締めて義足を操作する練習

私が競技用義足を履いて歩くのが怖いと感じる理由は、予期しない瞬間に膝折れするからです。

これは競技用に限った話ではなくて、日常用の義足でも起こりうることです。

特に競技用の場合は走って勢いがついている時にカクッと膝が折れるので、身構える暇もなく気づいた時には地面です。

コントロール方法を知らないとそのまま地面にドンと転んでしまうので、初めのうちは恐怖心をなかなか拭いきれないと思います。

こぶちゃん
こぶちゃん

何度転んでも膝折れの感覚には慣れない。義足の構造的にどうしたら膝折れするか分かっていないからかな?

転ばないようにどうすればいいか周りの人に聞いてみると、

「お尻の筋肉を鍛えなさい」とみんな口を揃えて言っていました。

それぐらいお尻の筋肉がものを言うのだと思います。

こぶちゃん
こぶちゃん

ベテランランナーのお尻を見ると、みなさんかなり引き締まった美尻をお持ち。

そのお尻を手に入れるには日々の筋トレが必要ですが、練習しながら鍛えることもできます。

その練習というのが義足が地面に着いた瞬間にお尻をキュッと締める練習です。

実際に小走りしながらお尻に意識を向ける練習をしましたが、案の定走ることで精いっぱいでなかなかうまくいきませんでした。

毎週練習を重ねながら、感覚的に慣れていくものなのかもしれないですね。

練習再開から3週間。前後左右から撮影!

右から撮影

左から撮影

前から撮影

後ろから撮影

まとめ

毎週走っていると徐々に上達していることを実感できるのでやる気がでますね。

今後も少しずつ進捗をアップしていきます!

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