こんにちは!
新米義足ユーザーのこぶちゃんです!
もともと人工関節の手術を受けたときに障害者申請をして4級を取得していましたが、今回は切断手術で障害の内容が変わるということで再申請することになりました。
年々障害者申請の審査が厳しくなってきていて、同じ症状でも10年前には許可が下りた等級でも今では通らないということもザラです…
今回は足を失ったので等級が3級に上がると勝手に思っていましたが、そんなことはなく4級のまま再申請することになりそうです。
どの等級に該当するのか細かく規定がされていて、医師がそれに基づいて級を決めるんだけど、私の場合は3級に相当する切断内容ではなかったみたい(泣)シビアだな…
切断の場合は病院側から障害者手帳の申請についての話があるはずなので、必要な書類をまず入手しましょう。用意するものも少なく簡単に申請ができますよ!
障害者手帳とは?
障害者手帳とは永久的に障害を持つ人に交付される手帳です。つまり一時的な障害で治る見込みのある人はこれに該当しません。
義足ユーザーは「身体障害者手帳」を取得することになります。
行政の福祉サービスや障害者雇用を受ける際に手帳の提示を求められることがあるので、自分の障害を証明するものとして手帳を申請しておくことはとても大切です。
障害者手帳によるサービス
障害者手帳を提示することで受けられるサービスは判定を受けた等級によって内容が変わります。4級を取得した人が日常生活の中で使える公共サービスをご紹介します!
税金控除の対象や住宅の補修代の補填などの詳しい詳細は市区町村の福祉課に問い合わせてみてください。
交通料金の割引
足を失ってからはもっぱらバスを利用して移動することが多くなりました。電車だと人の波にのまれることがあったり、電車とホームの間の隙間を乗り降りするのが怖いと感じたからです。
東京都内に在住している場合、都営バス、都営地下鉄全線、都電、日暮里・舎人ライナーで使用できる無料乗車券が発行されます。
都営線と都営バスをおおく使う自分にはありがたいサービス!
タクシー運賃も1割の割引サービスがあるので、移動に困ったなというときは迷うことなくタクシーに乗っています。ただし、手帳の提示がないとサービスを受けられないので、常に手帳は携帯しておきましょう。
都内の美術館、博物館が無料
都内の特定の美術館や博物館が無料になるサービスがあります。介助者1名も無料になるため付き添いの人も一緒に中に入ることができます。
この他にも、映画代が1000円になるサービスもあるので、雨が降って歩いて遠くに遊びに行けないときには映画館1択です(笑)
障害者手帳の申請に必要な書類と申請手順
必要書類
まず、障害者手帳の申請に必要な書類は以下の4点です。
・身体障害者診断書/意見書(「身体障害者福祉法第15条の指定」を受けている医師によって作成されたものに限る)
・申請者の写真(縦4cm×横3cm)
・交付申請書
・個人番号(マイナンバー)
身体障害者診断書/意見書と交付申請書は在住している区市町村の障害福祉担当窓口で入手しましょう。
マイナンバーカードを持っている人はそのままカードのみでOKですが、それ以外の人は通知カードまたは住民票の写し+身元確認ができる書類(パスポートや運転免許証)を用意してください。
障害の程度が変わったり新しい障害が加わった場合でも、新規交付のときと同じ書類を提出することになります。
申請方法
さて、続いては申請方法です。
上記の書類を在住している区市町村の障害福祉担当窓口に提出しましょう。申請から交付までおよそ1カ月かかるそうなので気長に待つしかないですね。
障害者等級の判定について
都が設けた判定基準に沿って「身体障害者福祉法第15条の指定」を受けている医師が障害者等級の判定を行います。わたしが入院していた病院では、理学療法士が足の状態を診たうえで最終的には医師が判断を下すという形が取られていました。
人工関節で4級だから切断なら3級なんどろうな~と思いながら病院側から送られてきた診断書に目を通すと4級の文字が・・・!
あれ!?大腿切断だから3級じゃないの?記載に不備があるのかな?
ということで医事課に電話をしてみたところ、「再度確認してみたところ、医師からは4級相当の障害が妥当だという確認が取れています」との説明を受けました。
もう一度都のホームページで3級に値する障害を確認してみると見落としていた部分があることが分かりました。
3級に相当するのは下肢を大腿の1/2以上で欠く者。つまり、大腿の半分以上が残っているわたしは3級には当てはまらないということです。結果的に4級で申請を進めていくことになりそうです。
たった数センチの差だから大目に見てもらいたかったけど厳しいみたい…
本義足申請時に障害者手帳が必要
話を聞くところによると、初めて仮義足を製作するときは健康保険を利用しますが、本義足は障害者手帳を利用して作成されるようです。
障害者手帳を利用した場合、原則として補装具の交付と修理にかかる費用の1割を負担することになります
なので本義足申請前に障害者手帳を取得しましょう。
まとめ
障害者手帳の申請は、今後の義足の資金面での助成を得るためにも欠かせないプロセスです。
必要な書類はたった4つなので簡単です。早めに申請の手続きをとりましょう!