こんにちは!
新米義足ユーザーのこぶちゃんです!
リハビリ6週目。リハビリを始めてから2カ月がもうすぐ経とうとしていますね。
入院当初は新参者だったのに、今まで一緒にリハビリしていた人がどんどん卒業してしまって、気が付いたら中堅ぐらいになってた!
6週目は、ずっと試してみたいと思っていたC-Legを装着してみたり、ヒール対応の足部の良し悪しや義足にあう靴について学ぶ時間が多かったです。義足の知識が皆無だった頃と比べると、少しずつ義足の奥深さを実感し始めています。
次の週には本格的に仮義足用のパーツを決めていくことになりそうです。
C-Legを試しに履いてみた
試しにC-Legを履かせてもらえる機会を頂いたので、その感想をレポートします。既製品のC-Legがギリギリ足におさまってくれたので、ホッとしました^^
足部とC-Legの境にあるパイプ部分がほとんど見えないね(笑)
地に足がついていないような感覚に戸惑う
普段使っている膝継手なら踵がガツンと床につく感覚がありますが、C-Legにはその感覚がありませんでした。
床に足がついているのか、ついていないのか分からなかったので、歩き初めはその感覚に戸惑ってしまいました。
ただ、C-Legの場合はロック機能が抜群なので、膝折れすることはまずありません。膝がじんわりと折れるので、ガクッと膝から崩れ落ちることはないのです。そう思うと、ガンガン杖なしでスピードを出して歩けるようになりました。
坂道と階段の上り下りに挑戦する
リハビリ室の中で坂道と階段の上り下りに挑戦してみた時に、C-Legの性能の高さを実感しました。
滑らかにグニャッと膝が曲がるため、坂道も恐怖心なく下ることができます。この時、歩幅を短くしながら歩くと、より自然な下り方に近づけることができるそうです。
これなら手すりを掴まなくても安心して下ることができるだろうなって思ったな。
階段も下りに関しては、左右の足を交互におろしながら、階段を下りることができます。
慣れるまでに少し時間はかかると思いますが、それでも綺麗にかつ安全に歩けるのがC-Legの最大の魅力かもしれません。
重さに耐えきれない!
素晴らしい機能がついているC-Legですが、唯一マイナスポイントだと思ったのがその重さです。
C-Leg自体の重さは1.3kgあります。
外歩きを5分ほどしたところで、足があがらなくなってギブアップ(笑)いつもの膝継手で外歩きをした時よりも疲労感が残りました。
女性でもC-Legを使っている方はいるそうですが、基本的には男性向けだそうです。
素晴らしい機能がついているC-legですが、その機能を活かせないようではもったいないので、これは選択肢の中から外すことにしました。
必ずしも値段が高い膝継手が良いということではないのだということを実感できたという意味でも、C-legを試した甲斐があったと思います!
義足で歩きやすい靴とは?
私が普段リハビリで使っているスニーカーは、AddidasのSuperStarです。ラバーソールになっていて、クッション性があまりない靴です。
義足に適している靴というのは、地面からの衝撃が少しでも少なくなるような、厚底(クッション性)のある靴だそうです。
この頃流行っている靴は厚底が多く、長く歩いても疲れにくい仕様になっています。
試しにリハ室にある靴を履かせてもらって歩いてみると、その差は歴然!課題になりつつあった義足での蹴りだしが格段に良くなりました。靴を変えるだけで義足側で地面を蹴ることができるようになるんですね。
Addidasも悪くは決してないけど、もっと義足にあった靴ってあるんだろうな~。みんなは何を履いているんだろう?
ヒールが履ける足部のメリット・デメリット
靴の延長でヒールが履くことができる足部について書きたいと思います。2種類の足部を試させてもらいました。どちらも高いヒールに対応できる足部です(6.5cmヒールを試してみました)
自分の足が一番白いのは気のせい?(笑)
ヒールに対応している足部のメリット
この2つの足部の最大のメリットは、やはりヒールが履くことができるという点に限ると思います。普通の足部では、頑張っても最大2センチぐらいのヒールしか履けないそうです。
女性は冠婚葬祭や仕事でヒールを履く機会があると思うので、ヒールに対応している足部があると便利です。
ヒールに対応している足部のデメリット
ヒールに対応している足部のデメリットとしては、通常のフラットな足部に比べてバネの性能が落ちることです。
また、機能が付帯している分、価格もやや高めに設定されています。普通の足部で同価格帯のものを探したら、かなりバネの性能が良い足部を購入できるはずです。
本義足で都に認められた前例があるヒール用の足部は少ないのが現状です。
都で認められている足部を履いてみたけど、自分にはバネが硬く感じたな~
コスメの要素を取るか、歩きやすさをとるかは個人の活動内容に依存すると思います。
私は手出し覚悟で、歩きやすさとヒールのどちらも兼ね備えている足部を仮義足に採用する予定です。
6週目の歩行の様子
体が左右に揺れることも少なくなってきたような気がします。足を前に出すスピードが左右で違うので、改善していかなくてはいけないですね。
まとめ
以上、リハビリ6週目の総括でした。
リハビリ終了まで残り1カ月を切って、様々なパーツを試させてもらう機会が増えました。消去法で少しずつ候補は絞れてきてはいますが、なかなか一つに決めるのには時間がかかりそうです。優柔不断だからかもしれませんが・・・(笑)
歩き方にまだ少しぎこちなさが残りますが、徐々に歩行距離は伸びてきました。ただ、相変わらずスピードは出ていないので、引き続きそこが今後の課題になりそうです。
7週目はいよいよパーツ決めが本格的に始まります。納得のいく仮義足ができるように、とことん悩もうと思います。