断端管理

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【病院編】切断者必見!断端形成での包帯の巻き方を動画で解説

こんにちは!義足ユーザーのこぶちゃんです。

今回の記事では術後直後の断端形成の方法を動画付きで解説します。

断端形成・・・?早速聞きなれない単語がでてきましたね。

断端形成」とは包帯で断端を義足に適した形に整えること傷口の状態が安定してきた頃に患者さん自身で行います。

術後直後は断端の痛みや麻酔の影響でベッドで横になっていると思いますが、その痛みが徐々に落ち着いてきたら断端形成のスタートです。

こぶちゃん
こぶちゃん

断端の傷が治るのをひたすら待っていれば義足がはけるようになるのかな~なんてのんきに考えていたけど、術後の断端管理は自分でしっかりしないといけないんだって!

断端形成は義足ユーザーのその後を左右する大事なプロセスです。

ベッド上で適切な断端管理ができていると、義足のフィッティングがスムーズに進みますとても大事なプロセスなので、断端形成の方法をしっかりマスターしましょう!

断端形成とは、義足に適した形に断端を矯正していくこと

断端形成とは、術後直後で腫れてしまった断端を義足に適した形に矯正していくことです。

術後直後の断端はむくみや手術の影響で大きく腫れています。

そのままだと義足をはくことができないので、術後から包帯で断端を少しずつ絞っていく必要があります。

そうすることで、退院後に待機時間なく義足をスムーズに装着できるようになります。

最初は回診の時に医師に包帯を巻いてもらっていましたが、途中から理学療法士さんに巻き方を教わって、自分で巻けるようにしました。

こぶちゃん
こぶちゃん

自分で巻けるようになると、包帯が解けるたびにナースコールを押す必要がなくなるしね!

自分で巻けるようになるまで1週間ぐらいかかりました。ただ単に断端に包帯をグルグル巻くだけではダメです!

自分の断端の大きさや断端長に合わせた巻き方を練習しないといけないので時間はかかりますが、正しい巻き方をマスターするとその後が楽です。

正しい方法で包帯を巻いていないと、断端が瓢箪(ひょうたん)のような形になって、義足に適した断端に仕上がりません。

もう一度元の形に戻すのに無駄に時間をかけるようなことは避けたいですよね。

ということで、包帯の正しい巻き方を解説していきます。

目指すはタケノコ!包帯の巻き方

断端を包帯で巻き終わった時にタケノコのような形になっているとOKです。

どういうことかと言うと、

・断端の先端に向かって均等に圧力がかかっている(=タケノコ)
・断端の締めるべきところが締まっている。
・太ももの付け根に近い方の圧が最も強く、先端に圧が逃げる(=ひょうたん)。
・断端の間違ったところに圧がかかっている。

断端の先端が浮腫んでいるので、そこを重点的に絞っていきます。

先端に向かって均等に力を入れながら巻いていくのですが、一発できれいに巻くことはできませんでした。包帯を抑えながら巻くことができなかったので、すぐに包帯がたわんで抜けてしまいました。

どこで力を入れてどこで力を抜くのか、分からないままグルグルに巻いていたんですよね。

タケノコからは程遠い出来栄えでした(笑)

こぶちゃん
こぶちゃん

断端は比較的長かったけど、それでもスポッと取れてしまったからその度に巻き直していたよ。

断端形成のコツは、圧をかけたい場所で包帯にしっかりテンションをかけて断端に沿って巻くことです。

包帯の間に隙間があると均一に圧がかからなかったり、そもそも圧がかかっていない状態になるので、隙間ができないように気をつけましょう。

時間はかかりますが、コツさえ掴んだら不器用な私でも問題なく巻けるようになりました!

包帯の巻き方を動画で解説

【 巻き方の手順 】

① 包帯を断端に沿うように裏側まで巻いてから表側に戻す。

② 這わせた包帯が外れないように、断端の周径が一番太い位置で包帯にテンションをかける。
(ポイント:縦に張った包帯をピンと伸ばす。)

③ 包帯を左右に交差させながら、断端の先端をギュッと強く圧迫しながら巻いていく。
(ポイント:横に包帯を這わせる時はなるべく圧をかけないように注意する。)

※動画には断端や点滴の針が映っています。苦手な方は視聴をご遠慮ください。

私は太ももの真ん中あたりから切断しています。

動画を撮影したのは術後1週間だったので、断端は大福みたいにぷよぷよしてむくんでいますが、断端形成をしたことでむくみが取れてほっそりとした断端に変わりました。

巻き始めてからしばらくすると包帯が抜けやすくなりますが、それは断端が細くなっている証拠なのでとても良いサインです。

まとめ

断端形成は義足ユーザーに欠かせないプロセスです。

術後の断端管理の方法によってその後のリハビリにスムーズに移行できるかが変わるぐらい、重要なケアです。

初めは包帯を巻くのが面倒だと感じることがあるかもしれませんが、面倒くさいと思っても、未来の自分のためにめげずに包帯を巻き続けましょう!

今回は病院での断端形成の方法をご紹介しましたが、自宅での断端形成の方法を知りたい方は下記のリンクをご覧ください。

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