広告 断端形成

【自宅編】切断後の断端形成にシリコンライナーを使ってみた

こんにちは、義足ユーザーのこぶちゃんです!

前回の記事で【病院編】断端形成時の包帯の巻き方について書きました。

今回は自宅での断端形成の方法について書きます。

家でも病院の時と同じ方法で断端を絞るの?

義足になりたての人
こぶちゃん

ううん、家ではシリコンライナーっていう樹脂のライナーを使うよ!

リハビリ施設に入院するまでも断端形成を続けますが、包帯を使った断端管理はここで終わりです。

包帯だと義足に合う断端に仕上げていくのに時間がかかるということで、包帯に代わるもので断端形成をすることになりました。

そこで登場するのがシリコンライナーです。

断端を安定的かつ素早く成熟させるアイテムとしてシリコンライナーは欠かせません。

今回はシリコンライナーを使った自宅での断端管理の方法についてまとめてみたので、参考にしてみてください!

断端形成に必要な備品1:シリコンライナー

シリコンライナーの2つの役割

包帯の代わりに断端管理に使用するアイテムがシリコンライナーです。

シリコンライナーの外側

シリコン製のカバーを断端に直接かぶせるようにして着用します。

シリコンライナーには2つの役割があります。

  1. 断端をまんべんなく絞り細くする
  2. 衝撃から断端を保護する

シリコンライナーは包帯と違って断端にかける圧にムラがでないので、断端が綺麗に絞られていきます。

サイズも断端の周径によって細かく分かれていて、断端が細くなるとライナーもどんどん小さくなります。

初めはサイズ36を使っていましたが、3週間ぐらい経った頃にはサイズ34にサイズダウン。

術後一年半が経った今はサイズ30です。

すごいね!シリコンライナーを使うと断端がシュッと細くなるんだね!

義足になりたての人

シリコンライナーの注意点①:アレルギー反応がないか確かめ、清潔に保とう

シリコンライナーは便利なものですが、シリコンに肌が敏感に反応する人もいるので使い始めは注意が必要です。

シリコンにかぶれてしまう人もいるそうので、数時間おきに断端に赤みや腫れがないかをチェックしましょう。気になる症状が出た時は使用を控えてください。

アレルギーの他に気をつけて欲しいのがシリコンライナーに溜まる汗です。

シリコンライナーの内側

長時間歩いた後にシリコンライナーを脱ぐと、密閉されているシリコンの中に汗が溜まります。

夏だと履いているだけでしたたり落ちるぐらいの汗をかきます。ライナーの中はそれぐらい蒸れるということです。

断端に傷ができないように毎日清潔に保つことを意識することが非常に大切です。

汗をかかなくても、毎日石鹸またはハンドソープでシリコンの内側を洗ってキレイなシリコンライナーを履くことを心がけましょう!

断端形成に必要な備品2:スタンプシュリンカー

続いてご紹介するのがスタンプシュリンカーです。「スタンプ(断端)」+「シュリンカー(圧縮)」が名前の由来です。

日中にシリコンライナー、夜にはスタンプシュリンカーを履きます。

ストッキングの要領で履きます。

ストッキングのように断端に履かせて、寝ている間も断端を圧迫します。

シリコンライナーと比べると生地は薄めなので、圧迫感はなく通気性も良いです。

一見圧迫が足りないように感じられますが、スタンプシュリンカーを着けて寝た翌日は断端がほっそりしています。

切断初期は毎晩スタンプシュリンカーを履いていたので、洗濯することを考えて1枚余分に購入しておきました。

まとめ

日中にはシリコンライナー、夜にはスタンプシュリンカーを履いていた甲斐もあって、断端がみるみるうちに細くなっていきました。

シリコンライナーを使う前は圧迫出来ている部分とできていない部分にムラがありました。

しかし、シリコンライナーにしてからは断端に圧力が均一にかかるようになったので、プヨプヨしていた断端がキュッと引き締まりました。

義足を履き始めてからライナーやスタンプシュリンカーを毎日履くことが大切だと実感する機会が増えています。

義足を履く前準備はしっかり進めていきましょう。

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