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【パラリンピック】陸上競技・走高跳の鈴木徹選手の講演会で「強み」を活かす大切さを学ぶ

こんにちは!新米義足ユーザーのこぶちゃんです。

先日、 走高跳でパラリンピック5大会連続入賞経験をもつ鈴木徹選手の講演会に行きました。義足になったばかりで自分に自信が持てなくなってしまった時にたまたま目にしたのがその講演会のチラシでした。

義足やパラリンピック出場までの経緯の他に、義足との向き合い方や目標の持ち方、強みの引き出し方のアドバイスがありました。講演会の中でも印象的だったのは「自分の強みを最大限に活かし、色んな顔を持ってください」という言葉でした。

鈴木選手は、義足のアスリートという顔の他に、講演活動を行う顔、父親としての顔など、さまざまな「顔」を持つことで人生がより豊かになったそうです。

こぶちゃん
こぶちゃん

自分はいくつ顔を持っているかな?義足であることも、ある意味新しい顔になるのかな…義足が強みになると思ったことはなかったけど、どうなんだろう?

義足と向き合う中で、誰でも1つや2つ悩みを持つことがあるでしょう。その悩みを解決するヒントに繋がるような話があったので、ここでシェアしたいと思います。

足が一本くらい どうってことない!

講演会のパンフレットに載っていて、鈴木選手の奥様が鈴木選手にかけた言葉だそうです。かなりインパクトがありますよね。

切断をしてからおよそ1カ月半が経とうとしていた頃の私は、自分の体を受け入れつつも、人の視線が気になって、心が疲弊していました。足が戻ってくることなんてないのに、足がある人を見る度に心のどこかで「どうして私が?」という気持ちを持ってしまって、自信なんて皆無でした。

そんな風に落ち込んでいた時に目にした「足が一本くらいどうってことない!」という言葉は、目から鱗というか、自分の考え方を変えるきっかけになりました。

自分の強みを最大限に活かすことの大切さ

できることを最大限に活かすことが、自分の強みを生み出すことに繋がります。

自分ができることを極めている時は、モチベーションを維持しやすいですし、得意なことだからこそ成果が期待しやすいです。できることを極めた結果が、自分の武器になるのです。

私自身、義足である自分が今できることよりも、できないことに意識が向きすぎていました。義足だからといって、できないことばかりではありません。今の自分だからこそできることは、気づいていないだけで、実はたくさんあるのです。

講演会後に早速このブログを始めました。ブログを通して情報発信することが今の自分にできることだと思ったからです。実際ブログの情報が役に立っているのかは別問題ですが、発信をすることで自分自身を客観視することができるようになったと感じています。

複数の「顔」を持とう!

複数の「顔」を持つとは、自分の強みを活かせる場所を複数持つということです。

鈴木選手はアスリートという顔だけではなく、講演者や父親としての顔を持っています。仮に一つの場所で上手くいかなくても、活躍の幅を広げることで、他の場所での活路が見いだせるのです。

私もいろいろな「顔」を持っていますが、義足であることで、新たに「顔」が一つ増えました。

それを実感するのが、義足だからこそ繋がった出会いや経験があった時です。義足についての社内勉強会を開催したり、最新義足のテストユーザーに呼んでいただいたり、きっと義足でなかったら経験できなかったことばかりでしょう。

少しでも多くの場所で自分の強みを発揮できるように、日々「何ができるのか」に意識を向けることが何よりも大事だと実感します。

まとめ

義足であることをマイナスに捉えるか、プラスに捉えるのか、それは人それぞれです。その人の価値観や環境によって、同じ事が起きても捉え方は変わります。

私は義足の自分を、自分の個性や強みとして受け入れることにしました。

そこに至るまでには葛藤や悩みがありましたが、少しずつ義足の自分を肯定的に捉えることができるようになりました。スポーツや屋外での活動にも積極的に挑戦してみようと思う気持ちが強くなって、行動範囲も以前より広がりました。

ある意味義足になったことで、義足ユーザーとしての新たな顔を持つことができたと思えるようになったんですよね。切断を選択していなかったら、このブログを運営することもなかったはずです。

義足とどう向き合っていくのか、義足になったことで何ができるのか、考えるきっかけをもらえるような講演会でした。

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