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障害者総合支援法でタダに!?判定から補装具費支給までの流れを解説します

大腿義足

こんにちは!義足ユーザーのこぶちゃんです!

つい先日、本義足に使っていたピン式ソケットから吸着ソケットに作り替えることになりました。

ソケットは今回で2個目です。

労災などを除いて、大抵の場合、義足のパーツを新規作製・交換する時には行政から補装具費の支給を受けることができます。(所得制限あり)

障害者総合支援法と言って、補装具を必要とする障害者、障害児、難病患者等にその身体機能を補うための用具(補装具)の購入・修理費用を支給する制度です。

私は労災ではないので、本義足を製作した時と同様に、行政への補装具費の支給申請手続きを踏んでからソケットを作製してもらいました。

ということで、この記事では申請から補装具費支給までの一連の流れを解説します!

障害者総合支援法とは?

そもそも障害者総合支援法とは、どういった支援を行い、誰を対象とした制度なのでしょうか。

身体障害者手帳の交付を受けている方か難病のある方で

  1. 補装具を使うことで障がいで失われた部位を代替できる方
  2. 機能不全を補完できる方

※補装具費の支給には所得制限があり、町民税課税世帯のうち町民税所得割額が46万円以上の世帯は補装具費の支給対象になりません

(https://betsukai.jp/kurashi/fukushi/syogai_fukushi/hosougu/より抜粋)

所得制限はありますが、基本的に身体障害者手帳の交付を受けている方であれば、この制度を利用することができます。

この制度を利用することで原則費用の1割負担で義足のパーツを交換することができます。しかも、町民税課税世帯の自己負担が重くなりすぎないように、1ヵ月あたり37,200円の自己負担上限額が決められています。

また、生活保護世帯または住民税非課税世帯であれば、負担はゼロという手厚い制度にもなっています。

それでは早速、補装具費の申請から承認までの一連の流れを見てみましょう。

在住する市区町村の役所で手続き申請を行う

都内在住の方は、まずお住まいの区市町村の補装具相談窓口で補装具費支給についての相談をします。

東京都心身障害者福祉センターに来所して補装具判定を受ける場合(18歳以上のかた)

★補装具費の支給を受けるには、申請する時点で身体障害者手帳を所持しているか、又は障害者総合支援法施行令で定める難病で、判定等により補装具費の支給が必要な障害状況と認められる必要があります。”      (https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shinsho/hosougu/kyuhu.htmlより抜粋)            

申請には上記に該当していることが条件になっていますが、義足の人であれば身体障害者手帳を持っているはずなので大丈夫です。

障害福祉課の窓口に行って「補装具の交換手続きをしたい」と申し出れば、手続き申請に必要な書類をもらうことができます。

この際、障害者手帳を持っていくとスムーズに手続きができます。印鑑も必要なので忘れずに!!

こぶちゃん
こぶちゃん

口頭でソケット交換したい理由を伝えたよ。断端が安定してきたから、ピン式から吸着式のソケットに替えたいってね。

その日は申請手続きだけをして帰りましたが、後日福祉課の担当者から電話をいただいて、支給判定の面談日時を決めました。

都内在住の人であれば、義足の判定場所は東京都心身障害者福祉センターです。最寄りの駅は飯田橋で、駅に直結しています。

この時注意しなくてはいけないのが、予約は福祉課の担当者にしていただくということ。

補装具の判定予約空き状況(https://www.yoyaku1.metro.tokyo.lg.jp/Top.html)から判定をしてもらえる日が分かるようになっているのですが、勝手に自分で予約することはできません。必ず担当者を通して予約してもらいましょう。

義足の判定を行っていない日もあるので、義足対応している日を確認してみてください。

東京都心身障害者福祉センターでの判定面談

義足の状態確認

東京都心身障害者福祉センターは、身体障害者手帳及び愛の手帳の交付や、東京都重度心身障害者手当の認定・支給などを行っています。

予約した日時にセンターに到着したら、まず窓口で障害者手帳を提示します。そうすると、別室に誘導されて義足に関する問診票を渡されるので、それに記入していきます。

質問事項は、義足のどのパーツを修理/交換/新規作製するのか、どんな不具合が出ているのかなど5項目。分かる範囲で回答するので大丈夫です。

問診票への記入が終わったら、また別室に移動して判定の面談が始まります。

義足の判定 日常生活の質問

今回はピン式ソケットから吸着ソケットへの交換が妥当かどうかの判定をしてもらいました。

面談時間はおよそ30分ぐらいです。

別室に通されると、まず理学療法士の方から義足の使用頻度や職種、義足歴などを聞かれます。

こぶちゃん
こぶちゃん

他にも、出社頻度とか出社の時の交通手段、杖を使用しているかとか色んな質問をされたよ。

同時に、断端の周径も測ってもらいました。この時、断端綺麗ですね~ってなぜか褒められちゃいました(笑)

ここでワンポイントアドバイス!面談中に何度か義足をはずすことになるので、女性の方はスカートまたはワイドパンツをはいていくことをおすすめします!

義足の判定 使用予定のパーツの確認

冒頭でもお話したように、今回は吸着式ソケット作製の申請です。ソケットだけではなく、それに合わせたシリコンライナーも吸着式に変わります。

都の方で認可するライナーを決定するため、義肢装具士と事前にどのようなライナーに替えるのか決めたかどうか質問されました。

こぶちゃん
こぶちゃん

吸着式のシリコンライナーは3~4種類くらいあるみたい。一回ぐらいしか試さなかったから、自分がこれから使うライナーの型番がどれかよく分からなかったんだけど、カタログの写真を見ながら「こんな形のライナーを試してみました」って伝えたら、候補をいくつかに絞ってもらえたよ。

一通りの質問が終わると、使用している義足のパーツを一つずつ確認されます。詳しくは分かりませんが、過去の申請記録と実際に使用している義足のパーツが合っているか確認しているのではないかと思います。

こぶちゃん
こぶちゃん

今回間違えて、普段使っていないターンテーブルをつけて行ってしまったんだけど、担当者の方にその理由を聞かれたよ。ちゃんと普段使っているパーツをつけていきましょう(笑)

義足の判定 医師による診察

理学療法士との面談後、医師の診察があります。まずは、診察室の中を何往復かして歩き方をチェックしてもらいました。その後、断端を左右上下に動かすように言われて、断端の力を診てもらいました。

こぶちゃん
こぶちゃん

陸上しているから断端の力は十分にあるねって言われたよ。歩き方も問題ないってことで、あっさり終了。

医師の診察が終われば、あとは判定を待つだけです。

担当の義肢装具士に見積書を出してもらう

判定の承認が下りると、その場で義足のマスターカード(青色と黄色)の2枚を渡されます。

マスターカードには承認を受けた義足パーツの型番などの情報が記載されていて、義肢装具士が見積書を作成する際に参考にするものだそうです。

義肢装具士に提出する青色マスターカード

青色の方は担当義肢装具士に手渡し、黄色は控えとして保管しておきます。

見積書が完成したら、担当の義肢装具士に申請先の市町村の福祉課にその見積書を送付してもらいます。送付前に窓口の担当者に承認を受けた旨を伝えておくと、手続きがスムーズに進みますよ。

発行された支給券で義足の製作を依頼する

補装具費の支給が決定すると、義足を作る際に必要な補装具費支給券というものが発行されます。

補装具費支給券

この補装具費支給券を持って、補装具業者に義足の製作を依頼します。ここまで来たら、残すところもあと少し。

義足が出来上がったら、償還払いまたは代理受領のいずれかの方法によって支払いを行います。

償還払いは補装具の費用を一時的に義足ユーザーが負担し、領収書と補装具費支給券を添えて市区町村に補装具費を請求した後、補装具費を返金してもらう方法です。

一方、代理受領は自己負担額のみを補装具業者に支払い、業者さんに代わりに市区町村へ補装具費の請求をしてもらう方法です。

いずれかの方法で支払えば、これで手続きとしては以上になります。申請から義足の作製まで時間がかかるので、義足に不具合があって交換が必要な場合は、できるだけ早めに行動するようにしましょう。

まとめ

以上、申請から補装具費支給までの一連の流れの解説でした。

義足は消耗品なので定期的な交換が必要ですが、何十万円もする義足を行政からの支援なしで維持し続けていかなければいけなければ、経済的にも負担になります。

義足は一生使い続ける物だと考えると、障害者総合支援法のおかげで3万円程度の負担で抑えられているのは、とても有難い制度だということが分かりますね。

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